放射光の幅広いエネルギー領域をカバーする14本の多種多様な分光、顕微ビームラインによって、機能性材料の構造、電子状態の評価を行います。

SRセンターで何ができるか?

sr_ph

SRセンターは、小型電子蓄積リング(E=0.575GeV,I=0.3A,軌道直径1m)を光源とした世界でもっとも小さい施設です。しかし、 超電導磁石を用いることで、赤外線からX線までの強力な放射光を提供します。14本のビームラインが設置されており、その内訳は、 5eV~10keVの幅広いエネルギーをカバーする10本のXAFS,PES分光ビームライン、軟X線と赤外線の2本の顕微鏡ビームライン、2本 の微細加工ビームラインです。共用促進では、1課題2日間1万円(税別)で随時受け付けています。

ライン紹介・利用事例

BL-2超軟X線XAFS

sr_ph_01

光エネルギー40~900eVの領域をカバーする回折格子分光ビームラインであり、主としてXAFS分光を行う。蛍光X線収量、全電子収量、部分電子収量法による測定が同時にでき、試料の深さ方向の情報が容易に得られる。BL-10と小型トランスファーベッセルを共通化している。

BL-10軟X線XAFS

sr_ph_02

光エネルギー700~4000eVの領域をカバーする二結晶分光ビームラインであり、主としてXAFS分光を行う。検出法はBL-2と同じで深さ分解情報が得られる。He1気圧下でも測定可能で、固体、液体の測定ができる。BL-2と小型トランスファーベッセルを共通化している。

BL-12軟X線顕微鏡

sr_ph_03

水の窓領域を含む50~800eVのエネルギー領域で、2種類のゾーンプレイトを用いた透過型顕微鏡である。大気中に試料を設置し、空間分解能70nmで特定元素のイメージングが得られる。CT法を取り入れて、3Dイメージングも可能になった。