大阪大学レーザー科学研究所

大阪大学レーザー研は、シンクロトロン放射光と高強度レーザー分野の融合領域に着目し、プラットフォームの活動を通して多様なユーザーニーズに効果的に対応することを目標として活動しています。放射光およびレーザー単独ではなしえない新しい加工法な解析法などを協働して作り上げ、国際的な産業競争力の強化を支援します。また、放射光とレーザー分野、産業界と施設、施設相互の人材交流の活性化を目指しています。

世界最大級のパルスエネルギーを出力する激光XII号レーザーシステム、テラヘルツからX線、γ線までの幅広い周波数領域の電磁波の発生が可能な小型レーザー施設群が整備されています。本事業では、これらのなかからデータベースシステム(DBS):極端紫外光DBS、レーザー損傷DBS、光学材料DBS、テラヘルツDBS)を中心に共用を進めるとともに、光科学を基盤とした新産業創成を目指します。また、高強度レーザーとシンクロトロン放射光との融合による新しい光科学分野の開拓を進めます。

レーザーシステムの紹介

極端紫外光DBS
0.26μm-10.6μmの幅広い波長、0.03-100nsの幅広いパルス幅をカバーする複数の高出力パルスレーザー装置を有し、レーザーを集光しプラズマを発生させる装置、そのプラズマを計測する装置、プラズマから波長0.1-40nmまでのパルスX線を発生させる装置などを備えています。

レーザー損傷DBS
光学素子のレーザー損傷に関する研究において世界で屈指の研究施設であり、世界標準でのナノ秒、ピコ秒の損傷耐力評価が可能です。産業界が必要とする高耐力光学素子の開発を、損傷機構の学術研究により支援することができます。専門家により維持された最新施設を利用して、最先端の研究成果を反映した技術指導を受けることができます。

光学材料DBS
真空紫外から中赤外域、フェムト秒からマイクロ秒、シングルショットから高繰り返しまで様々なレーザー光源が使用可能です。計測面でも、本研究室オリジナルの真空紫外ストリークカメラを始め、イメージング測定系や低温クライオスタットも備えています。

テラヘルツDBS
世界最先端のテラヘルツ分光およびイメージング装置を用いて様々な材料の評価・検査が可能です。テラヘルツ帯における様々な材料の非破壊検査および光学特性の測定評価ができます。建材、セラミックス、薬品の分布分析、食品・農作物・衣料品・医薬品の検査用システム開発への展開が可能です。