第13回放射光・中性子の連携利用に向けた合同研修会「小角散乱測定研修会」
日時: 【SPring-8】2025年11月 6日(木)、【J-PARC MLF】(日程調整中)
場所: SPring-8中央管理棟 特別会議室、蓄積リング棟 BL19B2、AYA’S LABORATORY量子ビーム研究センター(AQBRC)
申込〆切:2025年10月7日(火)12:00 *参加費無料
詳細:https://neutron.cross.or.jp/ja/events/251106-2
概要:
「量子ビーム」と呼ばれる放射光や中性子を用いた実験の普及により、これらを連携して利用する研究が学術分野だけでなく産業分野でも行われている。量子ビームの連携利用において、学術利用および産業利用の成果の拡大・深化を促進するためには、各量子ビームの特徴を把握することが重要である。放射光と中性子それぞれの測定技術の特徴を量子ビーム施設における実習を通じて把握し、効果的な連携利用について検討する一助とすることを目的として、施設横断合同研修会を開催する。本研修会は、施設横断的な利用促進と人材育成並びに標準化活動の一環として、高輝度光科学研究センター(JASRI)と総合科学研究機構(CROSS)とが協力して実施する。
本研修会では小角散乱測定による構造解析技術をテーマとする。SPring-8 BL19B2において「小角X線散乱(SAXS)測定」、J-PARC MLF BL15において「小角中性子散乱(SANS)測定」の測定実習を行う予定である。これらの実習を通し、X線と中性子の特徴の違いを活用した構造解析という小角散乱における連携利用の利点を参加者に理解していただくことを目的としている。