SPring-8研修会 小角X線散乱測定・解析研修会
日時: 2025年12月09日 (火) 09時00分から10日 (水) 17時00分まで
講義、実習場所:中央管理棟1階上坪記念講堂、蓄積リング棟 BL19B2
申込〆切:2025年10月31日(金) 12:00
詳細:http://www.spring8.or.jp/ja/science/meetings/2025/25120910/
概要:
小角散乱測定とデータ解析を組み合わせた研修会を開催します(2023年度に開催して以来今回で3回目)。本研修会は、放射光実験または小角散乱実験の初心者を対象に、データ取得からデータ処理、解析までの一連の流れを実際に体験していただきます。このプロセスを通じて、小角散乱初心者が実験や解析で抱える疑問を解消し、研究計画立案に必要な具体的な知識と技術を習得することを目的とします。さらに、参加者とスタッフとの意見交換やディスカッションを通じて、参加者が抱える課題を特定し、放射光を利用した解決策の提案を行います。最終的には、参加者がSPring-8の新規利用ユーザーとなることを目標とします。
本研修会では、初日(12/9)にまずビームライン(BL19B2)・実験装置を見学し、小角散乱の基礎と装置概要説明の講義、並びに、ビームラインで用意した試料を用いた測定とデータ処理のデモンストレーションを行います。その後、参加者が実際に持ち込んだ試料を用いた測定実習を行い、小角散乱実験を体験していただきます。二日目(12/10)は、小角散乱標準試料データを用いたデータ解析実習になります。参加者は各自のPCに事前配布の解析ツール(jupyter-notebook)をインストールし、実際に手を動かすハンズオン形式で実習に参加します。このように測定から解析に至るまでの一連の流れを体験・実習いただき、放射光小角散乱実験の理解を深めていただきます。