第1回 HiSOR-II に向けたミニワークショップ ~ARPES と分光技術の新展開~


イベント詳細


広島大学放射光科学研究所 HiSOR では、これまで主に真空紫外線域の低エネルギー光源を活用し、
■ 固体物質の電子(スピン)構造の精密測定
■ 生体分子の構造解析
といった分野を中心に研究を展開してまいりました。現在、次期放射光リング計画として HiSORII の構想を進めております。リングの設計思想としては、エミッタンスを回折限界まで低減し、現行の加速エネルギー 700 MeV から 600 MeV へと一段階低いエネルギーでの運転を想定しております。ただし、今後取り組む研究テーマや手法の多様化に伴い、必要となるビームラインやリング構成にも柔軟に対応していく必要があると考えております。そこで、HiSORII 計画の具体化に向けて、定期的にワークショップを開催することにいたしました。
第1回本ワークショップでは、これまで HiSOR で培われてきた固体物質の電子(スピン)構造解析の分野でご活躍されている研究者、放射光やレーザーを活用した新たな実験手法・装置の開発に潜在的に関係する研究者にご参加いただき、発表・討論を通じて、HiSORII 計画に対する多角的なご意見を伺うことを目的としております。皆様の貴重なご知見を、今後の HiSORII の構想・設計に反映させる機会としたく、ぜひご参加を賜りますようお願い申し上げます。

■ 日時:2026年9月4日(木)、9月5日(金)

■ 場所:広島大学 東千田キャンパス 地域連携フロアSENDA LAB

■ 主催:広島大学放射光科学研究所 (HiSOR)

■ 詳細情報ページ:https://sites.google.com/view/hisorii1stmini