第20回SPring-8金属材料評価研究会/ 第106回SPring-8先端利用技術ワークショップ 「X線非弾性散乱を利用した構造材料評価」


イベント詳細


本研究会は、鉄鋼・非鉄金属材料の分野において、SPring-8の特徴を活かした利用領域のさらなる拡大と利用技術の深化を目指した活動を行うことを目的としています。
今回の研究会では、金属材料技術の評価方法の一つとして、フォノン分散の観測が可能なX線非弾性散乱を紹介します。フォノン分散は材料の変形特性の要因となる結晶構造の不安定性に関する知見を与えることが知られています。加えて、放射光を用いたX線非弾性散乱では1 mm角に満たない試料でも分散関係が得られることから、微小試料の弾性率の計測にも利用されています。
講演ではX線非弾性散乱の手法の概要及び、材料の弾性率測定という観点で本技術を利用された事例を紹介いただき、金属材料の評価法の一つとして本分野の研究者にSPring-8活用検討の一助となる情報を提供したいと思います。

日時:2024年12月3日(火)13時15分~16時45分
開催形式:現地開催 新大阪ブリックビル (〒532-0003 大阪市淀川区宮原1-6-1)
参加申込〆切:2024年11月26日(火)12:00(予定)
詳細:https://www.jasri.jp/iuss/research_activity/2024/241203.html