「DxMT人材育成セミナー」


イベント詳細


データリポジトリやMDR利用の初心者、中級者を対象としたオンラインセミナーが開催されます。Materials Data Repository (MDR, https://mdr.nims.go.jp )は、物質・材料研究機構が運用する研究データリポジトリです。機構研究者の研究成果となる論文、ならびに研究データ約16,000件(2024年5月時点)が登録されています。MDRの特徴として、材料科学分野を対象としたメタデータスキーマの利用や、DOIなどの識別子の付与を通した他のデータベースへの応用が挙げられます。本発表では、MDRのサービス内容に加えて、これらの特徴がどのように研究データの検索や公開に貢献しているかをご紹介します。また、MDRでの研究データ公開の応用事例として、MDR XAFS DB(https://doi.org/10.48505/nims.1447 )をご紹介します。MDR XAFS DBは、代表的な放射光実験であるX線吸収分光(XAFS)のスペクトルを国内6機関からご提供いただき、NIMSのMDR上で一つにまとめた統合データベースです。ここでは、適切なメタデータ処理と語彙管理により、提供機関の違いを全く感じさせない横断検索が実現できました。MDRのメタデータスキーマや機能と整合を取りつつ、多様なデータを整理し、ユーザビリティを向上させる、データ駆動に必須の基盤構築の一例をご紹介いたします。この技術は、国際的なXAFSデータベース統合検索にも発展し(https://materiage.org/xafs/ )、コミュニティや材料科学全体の研究力強化に寄与しています。

【開催日程】7月1日(月) 14:00-15:30

【参加申込等】事前登録が必要です。下記ページよりお申込みください。
https://www.nims.go.jp/research/network-facility-services/events/g9lm5e0000005dl1.html