【中性子・ミュオン施設】J-PARC MLF  

施設の概要

物質・生命科学実験施設MLFは、大強度パルス中性子・ミュオンを用いて実験するユーザー利用施設です。世界最強クラスの輝度の短パルス中性子・ミュオンと最新の実験装置を組み合わせることにより、高感度・高速・高分解能測定や、より複雑な試料環境などの実験機会を提供しています。これにより、物理、化学、生物学、材料科学から産業応用に至る様々な分野における最先端の実験が行われています。

MLFはアジア・オセアニア地域における最高クラスの中性子・ミュオン実験施設として知られており、世界中から課題申請を受け付けています。これらの申請は国際的なメンバーからなる審査委員会において評価され、高い評価を受けた課題が採択されています。

利用の形態

MLFで実験を行うには、申請書を提出していただき審査を通過する必要があります。

申請課題は大きく成果公開型課題と成果非公開型課題に分けられ、成果公開型課題は得られた成果を公開することで利用料金が免除される課題です。一方、成果非公開型課題は、利用時間に応じた利用料金を支払うことで、実験で得られた成果を占有(非公開)できる課題です。それぞれ、緊急課題と短期課題があります。成果公開型課題はさらに実験に応じて様々な枠組みでの募集を行い、研究に応じた対応が取れるように配慮されています。

短期課題は年2回(4月、10月)の募集が行われます。緊急課題は随時募集で学術的社会的に重要性が極めて高く迅速に実施する必要がある課題に対応しております。課題申請の詳細に関してはMLFの該当ページをご確認ください。


 

ビームラインの紹介

MLFの中性子、ミュオンの各ビームラインの紹介は該当ページをご確認ください。